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2012年4月25日水曜日

イチョウの厚板(60ミリ)でローテーブルづくりへ


   一昨年手に入れたイチョウの厚板(60ミリ)を材料庫
から出してみました。ローテーブルを作るためです。6枚
あったのですが、すでに2枚使用しましたので、4枚に
なってしまいました。両端に割れがあったり、枯れ穴が
あったりしていますが、面はねじれやそりはなく、ほぼ
平らに(水平)なっています。ねじれやそりがあるとその
修正には時間がかかります。よかったです。

 下の写真は上の4枚の板を切って、3枚のテーブル板
と脚板をつくりました。少し材がたりないので、ホウノキを
足すことにしました。
さて、3つのローテーブルづくりに入るのですが、いつ
できるか わかりません。とりあえず、1つだけ作ってみ
たいと思います。できましたら、公開したいと思います。

2012年4月22日日曜日

裏の畑の木々たち

  裏の畑の木々たち
 上の写真はサクランボのつぼみです。少し小さな実
ですが、びっしりとなります。はしごに腰をかけて採り
放題です。口いっぱいにほうばって種を飛ばします。
それも一時でほとんどムクドリのえさになってしまい
ます。時には近所の子供が脚立に上がって食べるこ
とがあります。見ていてとてもほほえましい風景です。

 
 下の写真はエンジュと柿の木です。エンジュはここ
に移ったときに植えた記念樹でもう30年n以上たち
ます。幹周りもだいぶ太くなり、最近は少し厄介者に
なりつつあります。隣の柿は毎年よくなります。私の
家だけではとても使いきれません。昨年はほとんど
採らないで野鳥に提供してしまいました。野鳥にとっ
ては冬の貴重な食物になったようです。

和風調のサイドテーブル

 和風調のサイドテーブル
サイズ W550 × D300 × H820
引き出しのサイズは上の2つが深さ100ミリ、下が150
ミリです。
  
タモ材でつくりました。柿渋で着色したあと、ウレタン塗装を
かけました。タモと柿渋は大変相性がいいです。私の大好き
な色合いになりました。

「天板と側板」と「棚板と側板」 は、アリ組で接合しました。
これが本体の骨組みとなります。
引き出しの前板は、大型のビットを使って鏡板風に仕上げ
ました。取っ手の金具は菊座かん(黒)をつけてみました。
金具をつけるとぐーんと和風調になります。



2012年4月20日金曜日

ケヤキ材が手に入りました

                ケヤキ材が手に入りました。背の高い材はホウノキ
      です。これでまたしばらく楽しむことができます。材
      料庫がいっぱいなのに、また求めるのはどんな心境
      なのでしょうか。材がいっぱいあると安心できるから
      でしょうか。つい欲しくなるのです。不思議ですね。
 
 

       下の写真は、ストーブの薪として確保しました。これ
      を冬までに長さを整えて格納していくつもりです。格納
      場所もこれから作らなければなりません。大変な作業
      となると思います。ぼちぼちとやっていきます。工房で
 出る材と合わせても一冬持たないと思いますので、欲
 を出してもう少し集めたいです。

今年もカタクリが咲きました

        今年も、30年位前に植えた「キクザキイチリン」「カタクリ」
  が我が家の庭にほそぼそと咲きました。この植物は、春の
  一時季だけ目立ちますが、あとは姿を消してしまいます。こ
  のことがかえって春の花としての印象を強くします。

 
 
   株数は増えていますが、株のサイズが小さくなっているよ
  うです。でも、花はかれんできれいです。園芸種にはない美
  しさです。つい見入ってしまいます。大事に育てていきたいと
  思います。

    例年になく遅い雪消えが始まるなか、おのおのの
 植物が春の暖かい日差しを受けて活発に活動を始め
 ました。春爛漫、雪国で一番美しく楽しい時季となりま
 した。この時季を待って待ち望んでいました。

2012年4月7日土曜日

模様の美しいお針箱

お針箱(Ⅱ)

 5つ作ったお針箱最後の紹介です。前板を右方向への動きのある模様です。この手の模様は、ケヤキにはよくある模様です。大変美しい模様です。
 このお針箱は結構重いので、取っ手がとれないか心配になると思います。(ケヤキだから重いのは仕方がないです。)1段目の底板からビスが2本打ってありますから、取っ手が取れる心配はいりません。

大型のお針箱(Ⅱ)

大型のお針箱

5つ作成したうちの1つです。前板の板目模様を合わせるのに苦労しました。模様はいまいちですが、塗装ののりはよく大変滑らかな面になりました。同じケヤキなのにそれぞれ個性があって面白いです。
引き出しの側板、前板、後板や底板は桐材です。前板と側板は、あられ組にしました。


今日も雪、本当によく降ります。太平洋岸は順調に桜前線が 北上し桜が満開になりお花見を楽しんでいるようですが、こちら新潟県ではまだまだ桜の花見は遠いです。つぼみも固く、当分開く様子もありません。楽しみは後にとっておくことにします。

2012年4月5日木曜日

前板を工夫したお針箱(Ⅱ)

 前日と同じく前板を工夫したお針箱

 よく見ると前板が異なるのがお分かりでしょうか。ケヤキの前板の中には黒い筋が入っています。一般的にはこの黒筋は嫌われますが、模様として活用すると生きてきます。私は結構気に入っています。
 上部にふたが2枚あって、蝶番で開閉ができます。その蝶番の取り付けが面倒で難儀しています。

毎日寒くて春はまだまだという感じですが、動植物は確実に一歩一歩春に向かって動いています。私も、それを見習って一歩一歩着実に歩んでいきたいと思います。  

2012年4月4日水曜日

大型のお針箱

前板を工夫した大型のお針箱

 毎年5個作っています。今年も冬場に5個作りました。 いつもの通り前板3枚を芸のある板目にしました。その芸のある板目を探すのが大変です。前板にできる材は極めて少ないからです。
板厚10ミリの材を多量に準備することも大変です。
 「嫁入り道具にどうぞ。」といって販売しています。若い人からお年寄りまで人気があって、すぐに売り切れてしまします。そうだからといって大量に作ることはできません。材料集めを一生懸命に行い次の作品に準備したいと思います。

 
4月3日日本海で急速に発達した低気圧による春の嵐の被害が各地に生じています。幸い、私の住んでいる魚沼市は被害は少なかったようです。強くて暖かい風のためか一挙に積雪量が減りました。
皆様のところはいかがですか。

 

 



文化財認定プレートの枠づくり

魚沼市入広瀬地区にある農家民宿「青空」の家屋が文化財として登録されました。その認可プレートの枠づくりの注文を受けました。
・サイズは 390 × 305
・使用材は ケヤキ 

作り方は額縁作りと同じです。2種類の大型ビットで縁に飾りを入れています。プレートは重量のある鋳物で、台形になっています。3度傾いています。なんとか対応できました。