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2010年12月20日月曜日

我が家の周りの山々

 我が家の周りの山々を紹介します。上段の写真は我が家の東側に見える越後三山です。向かって右側に八海山の八峰が見えます。麓に大きな八海山神社や有名な清酒「八海山」酒造があります。真中よりやや左より中ノ岳、三山の中で一番高い山です。左側に見える山が越後駒ヶ岳です。
 下段の写真は北側に見える権現堂山です。六月の山開きに大勢の方が登ります。登山口には戸隠神社や清流公園などがあります。
 私たちここに住んでいる者にとってはこれらの山々が
生活の暦になっています。また、私たちの心の故郷でもあります。

2010年12月19日日曜日

玄関に置くキーハンガー

 車などのキーをどこに置いたかが分からなくなりいつも探していて困っている話をよく聞きます。キーを置く場所を特定して、その問題解決をしようと思いました。
 干支のウサギや魚をデザインしたものを作りました。ほかに、牛や犬などもあります。安価なので、結構売れる商品です。

2010年12月18日土曜日

エンジュのしらたをデザインしたキハダの座卓

  耳付きのキハダの小座卓です。
サイズはW810 × D390 × 340 天板の厚さは、40ミリです。脚と幕板はエンジュで作りました。エンジュ特有のしらたの部分を使ってみました。幕板の下の部分、脚4本の外側の部分にそのしらたを配しました。意外にうまくまとまり高級感が出たように思います。
 エンジュは床柱を挽いたものなので、重くてかたくてやっと切りました。かたくて焦げて煙を出しながら、切り
ました。エンジュっていい材です。大変気に入っていま
す。残りのエンジュは大事に使っていきたいと思います。
 今作っているのはキーハンガーと額縁です。額縁は注文品です。次回に紹介します。

2010年12月17日金曜日

浮づくり のスギの小座卓

                浮づくり 仕上げのスギの小座卓です。サイズは
     W1000 × D640 × H350です。天板の厚さ
     は 60ミリです。浮づくりの目が大変きれいで、使い
     心地がよく愛着が持てそうな座卓です。ただ、欠点
     は柔らかく傷つきやすことです。透明なビニルをか
     けて展示しようと思っています。脚も同一のスギ材
     をふんだんに使用しています。
      浮づくりのスギ板の座卓はこれで2台目です。1台
     目は、若い娘さんが買っていきました。どのように使
     っているのか、聞いてみたいです。
  座卓づくりで一番大変なのは、卓面を平にきれいに
 仕上げることです。私のところでは、手カンナでやる
 ので、手がだるくなるほどやらなければなりません。
 でも、工程も少なく技術的に容易なので、比較的短
 時間作り上げることが出来ます。   
      

2010年12月16日木曜日

ひょうたん型のイチョウの座卓

  ひょうたん型のイチョウの座卓です。幅450ミリ長さ800で高さ350、幕板を付けた小座卓です。脚も幕板もすべてイチョウで作ってみました。
 イチョウ特有のいぼいぼ突起があり、おもしろい味を出しています。このイチョウは近くの土建屋さんから長さ1600の一枚板を7枚いっぺんに譲りうけたものです。これらの板を今後どう生かしていくか大変楽しみです。今度は座卓ではなく、テーブルとか、センターテーブルとか勉強机とかいろいろ考えています。しかし、作業台の上で動かせる大きさ(重さ)には限りがあります。最近、腕力も落ちているので、なおさらです。
 イチョウのきれいな面をさらに生かした作品にするよう頑張りたいと思います。

2010年12月13日月曜日

キハダの小テーブル(脚はエンジュ)

  キハダの小テーブルです。4台目(今年度)で中々の人気商品です。天板がキハダ(樹皮が胃薬になる)で、脚がエンジュです。エンジュは古い家を壊したときに出た床柱です。例によって、友達の材木店で挽いてもらいました。
 キハダもエンジュも塗装ののりは抜群に良く、着色しなくてもきれいな木目が出てきます。
 最近、このような小テーブルを4台作りました。キハダが2台、うづくりのスギテーブル、イチョウの小テーブルです。後で、それぞれ紹介します。これからも、小テーブルは作っていきたいと思います。次に計画しているのは、ケヤキの小テーブルです。材料は20台分以上十分に確保してあります。ケヤキは重いので、私みたいに腕力のない者にとって、作業台の上で天板を動かすのが大変です。しかも、幅広なので、手押しカンナや自動カンナがかかりません。仕方なく手カンナで天板の面を平にしなくてはなりません。大変ですが、挑戦し              ていきます。

2010年12月11日土曜日

大根洗いと冬の漬物

 先週、大根を洗いをしました。幸い我が家の表と裏側に小さな用水路があります。この用水路には一年中きれいな水が豊富に流れてます。今回は、この裏側の用水路を使って、畑で抜いたばかりの大根を洗いました。二たるつけるには十分な大根が取れました。正月には食べられると思います。春先まであるので、そのころにはたくあんのきんぴらとして食べるとまた美味しいです。
 我が家の冬の漬物は、たくあんの他に、ホッケ寿司(笹の上にホッケを乗せ、その上にこうじ、細切ニンジン、ユズ、パセリを乗せ。それを何段も重ねて漬けていく)もあります。

2010年11月17日水曜日

格子の引き戸の靴箱

 ここに写っているのは、私と靴箱です。この靴箱は、飛騨国際工芸学園(生涯学習課)に所属しているとき、框組をテーマにして、こつこつと作りました。格子の引き戸をこのときはじめて作りました。それ以来格子の引き戸を私の売りとして制作に励んでいます。
 左の引き出し6個の前板には、模様のうつくしい板を選びました。
 W1500 × D400 × H920
 

2010年11月13日土曜日

看板とシンボルキャラクター

  この立看板は、出店するときに使う看板です。名刺等も添付されているので、欲しい人には差し上げています。この看板を、必ずと言っていいほど、お客様は見ています。「魚沼市からきているんですね。」など声をかけられることがよくあります。結構、話のきっかけを作っています。お客様が店に来た時の応対をどうしたらいいか迷うことが多いので、大変役に立っていると思います。
 下の写真はカニをマンガ調にバンドソーで切り抜いたものです。父親、母親、子供のカニファミリーです。カニは我が工房のシンボルキャラクターの一つです。ケヤキの端材を使って
    制作しています。下の台もケヤキです。   

2010年11月12日金曜日

すべてアリ組で作った飾棚 

 恐竜の展示棚として作りました。すべてアリ組で接合しました。杉材で作りましたので、アリの角が崩れる場合もあり気をつかいました。
 塗装はオイルステインで着色しサンジングを施し、サンダーをかけた後、クリアを塗って仕上げました。丁寧に塗装をかけたのでよくなりました。
 値段も安いので、結構人気があり作ると一番に売れてしまいます。お客さんの話によると、コヒーカップを並べたり、調味料を並べたりするそうです。お客さんにより使い道も様々なようです。それでいいのですね。
 売れ筋としてこれからも作っていこうと考えています。

2010年11月11日木曜日

赤いベンガラの大きな郵便ポスト

 昨日に続いて郵便ポストを紹介します。大きな郵便物でも入れやすく取りやすいポストを依頼されました。郵便を配達する人にとって、小さなポストは入れにくいです。ちょっと厚めの郵便物や新聞も楽々入ると配達人はありがたいと思います。
 このポストは前に取り出し口がついていますが、もう一つのポストは後ろについています。(いっぺんに2つ作りました。)
 赤いベンガラで色を付け、そのうえで、ウレタン塗装をしました。ベンガラ赤とか黒、使い方によって効果的かもしれません。ベンガラ塗装をすると刷毛に色がつくので、刷毛を変えることになります。少し面倒ですね。

2010年11月10日水曜日

細くて長い郵便ポスト

 街中の店先に掛ける郵便ポストです。上が新聞入れ、下が郵便物入れです。幅は17センチしかありません。狭いところに設置するのだから、大きさに制限があります。材は白いタモで作りました。お客様は明るい色がいいとのことでしたので、白タモを選びました。
 前板、側板、後板は45度の留めで接着しました。留めだけだと心配なので、屋根にはビスを打ちました。この長い留めは傾斜盤があるからできるしろものです・
 前板にはフアミリーネイムをつけました。

2010年11月6日土曜日

今日はいい天気 柿もぎ日より

    今日第2回の柿もぎをしました。先回同様高枝鋏で150個ぐらいもぎました。まだまだ、柿はいっぱい枝に残っています。例年、半分ぐらいしかもぎません。あとは野鳥のために残しておくのです。冬、エサがないときに野鳥が食べに来るからです。
 もいだ柿は、3分の1はさわします。焼酎にへたの部分につけてナイロン袋に入れて密閉しておきます。1週間から10日経つと食べごろになります。あとの3分の2は皮をむいて干し柿にします。雨が多いとうまく干しあがらないので、ストーブで乾かしてあげると、うまい干し柿になります。でも、ほとんど人   
   にあげてしまいます。
 柿をもぎ終わると、本格的な冬囲いに入ります。これが大変。雪国では仕方がありません。雪囲いをしないと庭の植木が雪に押しつぶされて春には無残な姿になってしまいます。だから、どうしてもやらなくてはなりません。囲い方についてまたお知らせします。
             

2010年11月4日木曜日

ウエルカム花台

 自然な形を生かした花台です。花台をいろいろ作りましたが、これはその中でもユニークな花台です。高さは800ミリありますので、結構大きいものです。不思議なことに店頭に出したらすぐに売れてしまいました。そのお客様がおっしゃるには、手のように見える間から、花の枝を出したり、つるを絡ませたりできるのがいいとのことでした。なるほど。それにウエルカムボードを下げてもいいとのことでした。
 私の木工仲間では、このような花台を花屋さんに定期的におろしている人がいます。結構売れているようです。
 

2010年11月2日火曜日

座面が異なるスツール

 座面が異なるスツールを作りました。まる、三角、六角、ハートなどです。まる座面のスツールの脚は、8角形で下に行くほど、細くしてあります。手鉋で作りましたので、とても、苦労しました。三角と六角のスツールの脚は、旋盤で中太の脚にしました。初めての旋盤作業でしたが、とても面白かったです。これからも、この旋盤を使って芸のある脚はもちろんいろいろのものを作ってみようかなと思っています。いずれも材はタモ材です。

2010年10月24日日曜日

10月の「小さな店のマーケット」に出店

今日は10月の第4日曜日「小さな店の出店日」です。
天気がいいせいか、たくさんのお客さんがお見えになりました。関東の方々が多かったようです。特に、埼玉、千葉、群馬、東京、栃木からです。
今、魚沼は紅葉の盛りですから、それと温泉を目当てにおいでになるようです。「どこからおいでになりましたか。」「どんな観光ですか。」と会話の中で聞くようにしています。若い人よりも年配の方が多いです。男性は技術的なことや材のことについてのお話が多いですが、女性の方はその家具の使い方やデザイン等をお話をしていきます。その会話も結構おもしろいです。次回作のヒントになることもあるからです。
11月が最終回となります。私は、残念ですが、都合で出店できません。その代り、違うフエアに出てみようかなと考えています。

2010年10月23日土曜日

結(ゆい)八万八千の灯り

20004年10月23日午後5時56分
新潟県中越地方をおそった大震災から早6年になろうとしています。あの日を忘れないために魚沼市民全員心を一つにして、みんなで灯りを灯します。
魚沼市民四万四千人は、一本は皆のために、もう1本は自分のためにを合言葉に、八万八千の灯りで魚沼の秋の夜を美しく彩ることにしました。
写真は私の家の前で灯した結の灯りです。今日5時50分に点火しました。その瞬間、あの日の出来事がはっきりと思い出されました。不安と余震の恐怖でいっぱいでした。

2010年10月20日水曜日

あられ組の箱椅子

 鏡台の前の椅子です。今までの椅子が壊れたということで同じようなデザインの椅子の注文を受けました。材はブナ材です。四辺をあられ組で板接ぎをしました。座面(ふた)をあけると、化粧用具等の保管庫になっています。そして、底板にキャスターをつけて、腰かけたまま移動できるようにしました。
 あられ組は、傾斜盤(ノコ)を使って作ってみました。作り方は、チャンスがあれば紹介します。微調整に大変気を使いました。この椅子のあられ組はサイズが大きいので、いつも治具は使用できませんでした。

2010年10月10日日曜日

初めてのオモチャづくり

 本をみながら初めて作ってみました。キリンとゾウです。キリンはブナ材で、ゾウはタモ材です。脚は、ダボで留めて前後に動くように工夫しました。ところが、しばらく遊んでいるうちに、脚がゆるくなりかんたんに動くようになってしまいました。最後には、ボンドで固定する予定です。でも、子供は、脚を動かしたりすることに興味を持ちますので、固定するのを躊躇しています。
 キリンは板厚20ミリ、ゾウは30ミリもあります。ゾウは厚い板が似合います。
 オモチャ作りも面白いものです。結構、端材もあるので、孫たちが喜ぶオモチャ作りをこれからもしていきたいと思います。

2010年10月8日金曜日

ちょっとかわいい恐竜たち

 店を開くとどうしても安い商品(1000円~2000円)が必要になります。今、恐竜ブームだとのこと、スギで恐竜を、上からステゴサウルス、ティラノサウルス、ディプロドクスなど作ってみました。作り方は、すべてバンドソーで作りました。細かいところに刃が回らないで苦労しました。大きさは400~700ミリです。
 勇んで店先に並べましたが、全然売れませんでした。これなら売れると思うものが売れないで、これはちょっと無理だろうと思われるものが売れたりすることがよくあります。次回ではどうなるのか楽しみです。それにしても作ったものを売るということは面白いものですね。
 最初、15ミリぐらいの薄い板で作りましたが、迫力が足りませんでしたので、20ミリ以上の板にしました。本物らしくするか、かわいくするか、悩みました。目の入れ方一つで変わることがわかりました。目に小さな木栓をいれ、かわいくしました。
 塗装はもちろんオイルでクルミオイルを塗りました。




2010年10月6日水曜日

キハダの耳付き小テーブル

 キハダの耳付きの小テーブルです。
キハダの材は、初めての使用です。そういえば私もよくキハダの皮を煎じて飲みました。慣れれば苦さもまったく気になりません。
 キハダの面は落ち着いた色で木目を美しく、大変気に入りました。上のテーブルが幅60センチ、下のが90センチです。板厚は45ミリ。脚もキハダですが、幕板はタモです。着色はしていません。さっそく売れてしまいました。
 まだ、2メートルの板があるので、ベンチを作ってみようかなと思っています。その前にイチョウの厚板で中テーブルを作ってみたいです。イチョウの厚板はみな芸のある板ばかりですので、楽しみにしています。できたら、紹介します。

2010年10月5日火曜日

木からヘビが落ちてきた!!

 我が工房の前にあるトウカエデの木、夏には大きな日陰を作ってくれます。秋には紅葉がとてもきれいです。冬前には、枝を下して坊主にしてしまいます。
 今日はいい天気でしたので、作業台を外に出して12ミリの合板を切断していました。そのとき、突然バサバサズドンと音がしました。見ると、蛇が鎌首をあげていました。背中に2本の黒い筋のあるアオダイショウです。トウカエデから落ちてきたのです。そのアオダイショウは、しばらくの間、私が作業しているのを見ていました。私が、工房に1メートル物差しを置きに行っている間にいなくなっていました。
 トウカエデに立て掛けてある板は、友達(製材所)からいただいたケヤキの板です。少し腐っているところもありますが、面白い形をしています。看板にもしようかなと計画しているところです。

2010年10月3日日曜日

大小様々なエンジュの花台

 大きさ様々な花台です。材はエンジュです。私の友達が新築をしたとき、古い家から丁寧に取り出した床柱(エンジュ)、その床柱を5分の厚さに挽いたもので作成しました。エンジュは塗装ののりもよく板目模様ががきれいで気に入っています。
 この花台に花を飾ったり置物を置いたりすれば、素晴らしいインテリアになると思います。
 今日開催される故郷ふれあい祭りにこれらを、出品する予定になっています。

2010年10月1日金曜日

お年寄りからの注文家具・玄関ベンチ

これは、飾り棚でも玄関ベンチでも使用できる台です。材はケヤキです。天板と脚は蟻加工で接合されています。ふたもしてあります。棚は脚に平溝を掘って入れています。
天板は耳付き一枚板です。脚には、2か所くぼみを入れてデザインに工夫をしてみました。
 
お年寄りの方が玄関で靴を履くとき、ちょっと腰かけるベンチが欲しい。しかも、棚を作ってそこに靴等が置けるようにしてほしい。という注文に応じました。

私の家にも95歳のおばあさんがいます。こんな椅子があれば、確かに便利です。さっそく、試してみました。おばあさん大喜びでした。


2010年9月30日木曜日

重厚なケヤキの小テーブル

 これは、ケヤキの小テーブルです。2つの引き出しがついています。この引き出しの前板は、板目の模様のいいところを選んでセットしてみました。天板は60ミリと厚く、どっしりとしています。側と後は、框組になっています。もちろん框の中板は、ケヤキの無垢材を使用しています。夫婦で静かにお茶を楽しむテーブルとしては最適だと思います。 W800×D375×H360      これからも、ケヤキの小テーブルを作っていこうと思います。本当は、1枚板の大きなテーブルを作りたいのですが、重くて工作台の上で自由に動かすことができないからやめているのです。



2010年9月27日月曜日

奏楽用のジャンを入れる六角形の箱

これは、私の村の稲荷神社の通称ジャン(小さなシンバルの形)を入れる六角形の箱です。ジャンは神社の奏楽用で、太鼓と笛とジャンで構成されています。私の子供たちも、ジャンや笛の担当をしています。神社は、上(かみ)と下(しも)に分かれていますので、二つ作りました。材はイチョウで、柿渋を塗ってから、クリアで塗装しました。神主さんがふたに字を書き、私の仲間である彫師から、彫っていただきました。 大勢の仲間と賑やかに奉納しました。 木工の術で、ささやかですが、ようやく地域貢献ができました。貴重な経験でした。


2010年9月23日木曜日

ケヤキのキッチンスツール

 キッチンスツールとして作りました。
 脚において、貫の角度を測り穴をあけるのが面倒でした。丸棒にしてからではなく、四角柱の段階で穴をあければ、よかったのかな。
 材はケヤキで、大変塗装のノリがよかったです。ケヤキの良さのひとつに、この塗装のノリがいいところがあると思います。  H600 座面は軽く削ってあります。
 スツールは、座面の形を変えたり、高さを変えたり、3本脚・4本脚にしたり、背もたれを付けたりして、バリエ              イションを付けながら、また、作ってみたいです。

2010年9月21日火曜日

和風を強調した飾り棚

 4本の柱に支えられた飾り棚、雑誌に作り方が掲載されていたものをサイズを変え接合方法を変えて作成してみました。特に、大きく変えたのは、扉を格子戸にしてより和風を強調したところです。
 材はタモです。柾目のタモ材ですが、天板と格子戸の框を板目を使用しました。上の3つの引き出しはぴったり出来て喜んでいます。また、格子戸の框の板目が遠くからもよく目立ち期待通りでした。
 残念なのは、4本の柱がどうしても不安定なので、側から引き出しのところと格子戸・棚のところにビスを打ち込んでしまったことです。
 柿渋を2回塗り、薄いウレテイトで3回重ね塗りをしました。たれもなくよく処理できたと思います。

2010年9月20日月曜日

大型のお針箱

 これは、お針箱です。
お客様から大型のお針箱が欲しいと言われ作ってみました。上はケヤキ材、下はタモ材です。板厚は10ミリで、2つの引き出し、上段にはふたがあり、中にミシン糸が並んで動かないように工夫されています。
 W350×D250×H250
若い女性に人気があり、当工房のヒット商品です。
ただ、10ミリのケヤキ材がないのでその作製に大変苦労しています。今まで自分で厚い板を割って作製していましたが、最近近くにの製材所に頼んでいます。
 この製材所の社長が私の友達でいろいろと面倒を見ていただいています。時には、スギはもちろんケヤキ、キハダ、タモなどの材もいただいています。それが、厚くて大きくていいものです。
 家具工房を開いてから、さまざまな人とのつながりができまました。建具屋2軒、工務店2軒、塗装屋2軒、工具店2軒からお世話になっています。ありがたいことです。周りの方々に日々感謝しています。

2010年9月18日土曜日

格子戸付きの茶箪笥

 格子戸と4つの引き出しと飾り棚のある茶箪笥です。
 飾り棚の落下防止板は、引き戸の格子より細い格子と芸のある桐板を組み合わせてみました。板厚も20ミリと薄くして全体をかろやかにしました。そのせいか大変格調高くなったような気がします。と勝手に思っています。
  W1400×D400×H1000
  材ブナ
 今後、材を変えて例えばタモ、ケヤキ等で作ってみたいと思っています。

2010年9月17日金曜日

子供用の椅子

 子供用に椅子として作ってみました。柿渋を塗ってからクルミオイルで塗装しました。座面、脚、背棒はタモ材を、背板はナラ材を使用しました。脚も背棒も手作りしたので、結構、時間がかかりました。座面堀も大変でした。
 子供用ですが、お年寄りの方が「私が使います」と言って買っていきます。また、人形など載せてインテリアとして使う人もいます。そんなことで人気の椅子で今は在庫はありません。これから5台ぐらいいっぺんに作ってみたいと思います。

2010年9月7日火曜日

格子のある茶箪笥

 この春に作った茶箪笥です。
 格子戸の引き戸と8個の引き出し。そして、上部に違い棚があります。部材はすべてブナ材です。引き戸の格子造りは私の売りです。柿渋を2回塗ってから下塗り(サウンジング)してから本塗をしました。台座も付けました。
板厚25ミリ、400×1000×1000ミリでなので、かなり重いです。
一人で移動できないのが難点です。でも、がっちりしていて重厚感はあります。
 これからもこの手の茶箪笥を材を変えたり間取りを変えたりして作っていこうと思います。